オフセット印刷で印刷出来る線幅は表罫(おもてけい)の幅(0.1mm=約0.3pt)が一般的です。Illustrator等で使用されるトンボ(レジスト)も0.1mm(0.3pt)です。
同じ条件で印刷したプロセスカラー(CMYK)を各40%にした場合には、かなり見えにくくなりました。これはプロセスカラー(CMYK)の場合は各色で 角度を変えて網点(点)で表現 されるからです。
この事はイラスト(図)を作る際にも関係してきます。
Illustratorでイラスト(図)を作成し、レイアウトソフトに配置します。
イラスト(図)を100%で配置した場合は問題が無いのですが、縮小して配置した場合は、線幅もそのまま縮小される事になります。
線幅0.1mm(0.3pt)で指定した線のイラスト(図)を レイアウトソフト上で10%に縮小した場合、線幅は0.01mm(0.03pt)となり、CTP出力した版でも印刷は不可能になります。
また、プリンタ出力で確認する場合にも細い罫線は出力解像度の問題で実際より太い罫線で印字されてしまう事があります。プリンタで出ているのだから大丈夫とはならないのでご注意ください。
データを作成される場合は 、さまざまな印刷条件を考えて0.1mm(0.3pt)基準として作成をお願い致します。